京都府宮津市文珠
智恵の輪灯籠は、この輪を3回くぐれば文殊様の智恵を授かるという言い伝えがあります。 享保11年(1726)刊行の「丹後興佐海名勝略記」巻頭を飾る「丹後興佐海天橋立之図」中、「天橋立之智恩寺」海岸に、 すでにこの輪灯籠が見られます。 江戸時代には、輪の中に明かりがともされ、やみを照らし文珠水道(天橋立運河)を行き来する船の標になっていたと言われていますが、龍神を呼び寄せるため、明かりを灯していたとも言われています。 今では「文殊の知恵の輪」として、また天橋立のシンボルとして親しまれています。