落ち着いた雰囲気で、アットホームな天文施設(天文台)

■はじめに
綾部市天文館パオに行ってきました。
この施設は、京都府綾部市にある公共の天文施設です。
綾部市街地を見下ろす小高い山の上に立っており、すぐ側には由良川が流れています。
オープンは1995年なので、もう20年以上前になりますが、まだそれほど古くは感じません。

■行き方と駐車場
天文館パオに行こうと山を自家用車で登ると、まず、中丹文化会館と云う建物が現れます。その脇道(小さいですが看板が立っています)を少し行くと、天文館パオが目の前に現れます。
駐車場は、天文館パオの手前に10台ほど確保されており、平日は余裕で停めれますが、祝祭日などは時間帯によっていっぱいになっていることもあります。そんな時は、中丹文化会館の脇道を行って、天文館パオに行く少し前に左側に入る道があり、その奥が舗装のされていない駐車スペースとなっているので、そこに停めるのが良いでしょう。
中丹文化会館の駐車場に停めるのもいいですが、少し歩かなければなりません。
先ほどの舗装されていない駐車スペースなら、そこから上に上る階段があるので、それを上ると、天文館パオが目の前に現れます。

■天文館パオの入場料と設備
天文館パオへの入場は、大きな階段の間少し奥の1階の鉄扉(日中は開いていることが多いです)を入ると受付がありますので、そこで入場料を支払ってください。

入場料等は以下の通りです。

大人・・・200円
小・中学生・・・100円
開館時間・・・火・水・木はAM9:00〜PM4:30
       金・土・日はAM9:00〜PM9:30

休館日・・・月曜日、祝日の翌平日、年末年始(12月29日から1月2日)
       ※月曜日が祝日の場合は開館されます。

受付を終えて通り過ぎると、展示スペースが有ります。そこには、天文に関する展示品や本、小さい子供でも遊べるおもちゃなどが有ります。
この展示スペースでは、時々、テーマを決めて特別展示をされることがあります。
また、別の部屋は工作室となっており、無料でその部屋に有る材料を使って工作をすることができます。
奥に入ると、体験スペースとなっており、隕石を触れたり、体験しながら学べる展示物などがあります。
一番奥は、ハイビジョンシアターがあり、天文に関する番組などを上映しているほか、さまざまなイベントや講演会などが行われています。

■大型望遠鏡
この施設は天文施設と云うだけあって、95cmの大きな反射望遠鏡があります。 入っているのは、3階にある大きなドームの中です。
もちろん、この望遠鏡で星などを見せてくれます。
見せてくれるのは、もちろん夜の星などですが、昼間でも明るい星なら見せてくれることがありますので、見たい方は職員の方に尋ねてみてください。ちなみに、夜間は、毎週金・土・日となります。
個人的にですが、この望遠鏡が動くときは迫力があり、まるで大型の重機のようにも感じます。

■その他
その他、施設の裏山には36mのローラースライダーがあります。
また、2階には遊歩道があり、そこからは綾部市街地が一望できます。

■総合評価
1日中ここで遊ぶには無理があるかもしれませんが、入場料が格安で、ゆっくりと時間を過ごしたい方や、子供連れのご家族、もちろん星に興味のある方などにはオススメだと思います。また、ここの職員さんはどなたも良い方で、雰囲気もアットホームな感じで接していただけます。
他には、時々特別イベントをされることがあり、ニュースになるような天文現象があるときは、開館時間も延長されることもあります。これらは、毎月発行される「パオだより」と云う小冊子に載っているので、チェックして行かれるのが良いと思います。「パオだより」は公式HPで見ることができます。

 ■天文館パオ公式HPはこちら